契約
学生が賃貸契約するには?知っておきたい流れ
- 伊藤 和輝
大学生になって上京し、1人暮らしをはじめるという学生は多くいます。
賃貸契約を行うことは学生は初めてという方が多いので、戸惑ってしまうことが多いです。賃貸で失敗しないように、契約の際の簡単な流れや、注意点などをご紹介します。
まずは物件探しのポイントをおさえよう
まず賃貸契約の前にする最初にすることが、物件探しです。
学生の物件探しのポイントは、まず当然ですが月々の家賃と敷金、礼金の確認が大事です。特に注意する点は、月々の家賃は安いが敷金、礼金が高いという場合です。これは敷金、礼金は月々ではなく、2ヶ月分という場合もあるからです。
家賃だけでなく、しっかりと敷金、礼金を月々の費用で計算しないと、思った以上にお金がかかってしまうということがあるので、注意が必要です。
契約締結の大まかな流れとは?
住みたい物件が決まったら、入居申込書の記入を行います。それを元にして、大家などの貸主が借主の支払い能力や風紀上の問題はないかなどの入居審査を1週間ほどで行います。そして入居審査が通りますと、正式な賃貸契約となります。
この時に重要事項と賃貸借契約の説明がありますので、学生はここでもう一度契約内容をよく確認する事が大事です。
契約内容に納得して承諾した後に、書類に署名捺印を押して無事契約完了となります。
賃貸契約にあたっての注意点
学生は賃貸契約に当たって、注意するべき点があります。それは敷金返還に関する特約についてです。
通常では入居者は退去時に原状回復というものが義務付けられていますが、中には特約という原則以上の負担を入居者に求める規約を設けている場合あります。この特約が納得できるものなのかどうかをしっかりと確認しないと、後々にトラブルの原因となる可能性があります。
トラブルを回避するためにも、しっかりと契約内容を隅々まで確認し、疑問があるなら担当者に質問をすることが大切です。
1つずつ納得して手続きを進めよう
賃貸契約の際には重要事項説明と契約内容が違ったりしていないか1つずつ納得し、確認する事が大事です。学生の場合は分からないところや不明な点がある場合は、契約内容を隅々までよく確認し、大家に質問したり両親に相談するなどして、契約の理解を徹底することが大切です。
また契約の際に、契約に関する追加事項が口頭で説明されることがありますので、そのような時には追加事項の内容を文書にしてもらうと、後々のトラブルを回避することができます。契約をする時には、双方の当事者が契約に関する認識をしっかりと共有することが大切です。