保証人
賃貸の保証会社って何?審査内容や費用を知ろう
- 伊藤 和輝
賃貸の保証会社というのは、賃貸契約を結ぶ際に必要となる賃借人の連帯保証人になってくれるサービスを提供している会社です。このサービスにかかる費用は、契約時の初回保証料というものです。
保証会社によって様々ですが、一月にかかる賃貸費用総額の20%~100%という金額設定が一般的です。
保証会社にはどんな役割がある?
保証会社には、社会費用をもらうことで連帯保証人を探すことが困難である人が賃貸契約を結ぶことを助ける役割があります。
賃借人や家賃を滞納した場合には、保証会社が代わりに賃貸人へ払うこととなっています。そのため賃貸人からしても、賃借人が払えない状況でも家賃を回収することができるというメリットがあります。この場合に保証会社が支払った家賃は賃借人に請求することとなります。
こういったサービスは、失業率の増加や核家族化などの社会的背景から需要が高まっています。
審査内容を知ろう
賃貸契約時に保証会社を利用する際の審査は、「勤務年数」と「年収」が見られます。つまり今の年収で家賃やかかる費用を払っていけるか、これからの稼ぎにどれほど期待できるかが重要となります。
その他の審査方法では、一般的には会社などへの在籍確認をとったりします。
また保証会社としても家賃の滞納は避けたいものであるため、保証会社によって様々な判断基準があります。
審査に落ちる基準としては、家賃に対してあまりにも年収が低かったり個人事業主で申告した収入が確認しにくいことなどが挙げられます。
どんな費用がかかる?
賃貸契約をする際の保証会社の利用には、先に述べた通り初回保証料というものがかかります。保証会社によって、1~3万円だったり一月にかかる費用の総額の何%だったりします。例えば家賃が3万5千で共益費が5千円の総額4万円だとして、初回保証料の金額設定が40%だとすると1万6千円というようになります。
また更新料というものもあり、これも保証会社によって1年毎に1万円であったり2年毎に同料金であったり様々なケースがあります。
賃貸契約時には保証会社への理解も重要
賃貸契約をするときには連帯保証人が必要ですが、仮に連帯保証人がいたとしても物件によっては保証会社への加入が義務付けられているところもあります。
また逆に、保証会社を利用するときでも連帯保証人が必要となるケースもあります。連帯保証人を立てた上での加入であれば、リスクが大幅に減ることから初回保証料の費用が抑えられます。
保証会社を利用しなければならないのは連帯保証人がいないときであるのかそうでないのか、物件を選ぶ際に気を付けるべき点となります。